経営改善には変動損益計算書が重要です
経営改善には損益計算書より変動損益計算書が役に立ちます。この違いは何でしょうか?
損益計算書(PL) 売上高-売上原価(製造原価)=売上総利益・・・・・①
売上総利益-販売管理費=営業利益
営業利益+営業外利益-営業外費用=経常利益
変動損益計算書 売上高-変動費=限界利益・・・・・・・・・・②
限界利益-固定費=経常利益
上記で大きな違いは①が売上原価(製造原価)を差し引いているのに対して、②では変動費を控除している点です。損益計算書の売上原価には、製造業等の場合製造現場の人件費等が含まれてしまっています。実はここが大きな問題なのです。
一般的に社長さんは粗利益までを把握しています。この場合の粗利益とは売上から仕入や外注費を控除した金額です。これは売上の増減に応じて変動するため、変動費といいます。つまり、社長さんが言う粗利益とは損益計算書の売上総利益ではなく、変動損益計算書の限界利益なのです。
人件費は売上の増減に大きくは影響を受けないため、固定費となります。仕入・外注費・消耗品費以外も固定費となります。年間の固定費はよほどのことが無い限り大きく変わることはありません。つまり、費用を変動費と固定費に分解することによって、損益分岐点売上高を計算することが出来ます。
この損益分岐点売上高とは、この金額以下の場合赤字となってしまう売上高の指標です。この損益分岐点売上高を下げるには、限界利益を増やすか固定費を減らすかといった点を検討することが必要なため、変動損益計算書が経営改善にとって非常に重要なのです。
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